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全世界十七人のファンのみなさん、お待ちかねの秘密の小部屋特別編 『夜霧に霞む温泉宿で見た、宿場町に潜むいにしえの風習に薙名探偵危機一髪? 硫黄と効能が指し記した真実の行方が母と子の絆を結ぶ』をお送りしま〜す |
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タイトル長い上にわけわかんないわよ? それに、十七人っていったいなんなの? |
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司会は、人気月光蝶の月城薙。 そして、アシスタントの波綺さくら。 ゲストには逆光メガネでおなじみの羽鳥メグミンでお送りします。 |
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ちょ、なによ『逆光メガネ』って! | |
さーいよいよ始まりましたねー特別編。 |
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あんたねぇ。 |
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シー。それはオフレコでって打ち合わせただろ? | |
打ち合わせもなにも。 |
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もう。メグミン空気ヨんでよ。 |
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私はそういうの嫌いなの。 |
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あたしは嫌ってるメグミンに無理矢理やらせるのが好きなの。 |
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…………。 |
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えー。もういいかな? コホン。 |
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なにひとりで進行させてんのよ? | |
そうだそうだ。司会をムシすんな! |
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なら、ちゃんと進行しろよ。 |
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あら、この小部屋が楽屋裏なのよ? |
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……それもそうか。 |
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はい。うまくまとまったとこで。 |
そんな原稿貰ってないけど。 |
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テキトーでいいから。 |
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んー、何度か質問されたことだけど、どうして本を書店売りしないの? |
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面倒だし、売れないだろーから。はい次。 | |
……身も蓋もないわね。 |
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そこに心血注いだらしいよ? |
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でも書店売りしないんでしょ? |
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だね。よくわかんないなー。変なこだわりだよね。 |
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いや。仕事ないみたいだから静観してようかと。 |
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ウチにそんな余裕があると思ってるのか!? |
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そう言われても……。 |
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そーいや、そんなことが掲示板に書いてあったね。 |
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あれって適当に言ってるだけなんでしょ? |
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でも現実的な数値だとは思うけどね。 |
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いや、さくらがそれを聞く? | |
薙が働けっつったから話振ってんだろ。 |
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そうだった。これも話半分に聞いて欲しいそうなんだけど、七章は生徒会な話で、八章が体育祭。九章が夏休みで十章が文化祭。年末年始が十一章で十二〜十三でまとめれば、あと三巻で終われそうだね。 |
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あれ? 全二十六章じゃなかったけ? |
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前倒し。一度終了させて第二部開始ですよ。 |
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まぁ、書く時間があれば〜って話みたいだけどね。 |
だから宝くじ当てるしかないって。 |
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いや、それはそれで人生としてどうなのよって気もするけど。 |
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まぁ夢物語だし、考えるだけならいいんじゃない? |
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え〜。次は…… |
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来たね〜タブーに最も近い質問が。 |
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ねぇ。チュウってなんなのよ? |
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そこ。安易に質問しない! |
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ちょっと。もう日本語になってないじゃない! |
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メドイからパス。 |
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中学生の蔑称みたいな意味だよね? そのあたりの年代が好みそうな設定ってことかな。 似た表現に中二病とかもあるみたい。 |
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なにマジレスしてんの? |
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……なんとなく判ったから答えに行ってよ。 |
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はいはい。具体的な指摘がないけど、 |
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最強って、俺が? |
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さくらはナンでもできるからね。 |
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待て。ちょっと待て。 |
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まぁまぁ。突っ込むだけヤブヘビだって学習しなさいよ。 |
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戦艦って……。 |
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あ〜それはねぇ。 |
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まぁ、結局は器用貧乏で、 |
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だから、思ってるほど万能でも完璧でもないってば。 |
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それもそうね。納得だわ。 |
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……メグに言われると、本当のことでもなんかムカつく。 |
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次は、ヴァルキュリアについて。 |
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なに? |
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ま。女の子だけってことで変更になったんだったかな? |
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へぇ。初耳。 |
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情報としては、これが初出なんだそーな。 |
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う〜ん、俺が全中裏側近左なわけ? 光栄だけど。 |
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ま。偶然なんだけどね。 元ネタと違って、一見してヴァルキュリアが最強設定なのが 厨っぽい原因なんじゃねぇの? 実際は勝ち戦しかしないだけだけど。 んじゃ、ページが尽きたんでこれにて閉幕〜。 |
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相変わらず投げっぱなしに終わるのね。 |